注記
ここで紹介する情報は執筆時点のものです。最新の条件や仕様は、必ず各社公式サイトでご確認ください。
ねえセンセ、口座ってひとつあれば十分なんじゃないの? 僕はまだ何も開設してないし、とりあえず一社だけでいい気がするんだけど。


うーん、それがそうとも言えないんだよ。証券会社によっては「この相場は取引停止」なんてこともある。もしメインで使う会社が取引できなくなったら、その時点でチャンスを逃してしまう。
なるほど…つまり複数の会社に口座を持っておけば、どこかで制限がかかっても、別のところですぐ取引を続けられるってこと?


その通り。もちろん全部を同時に使う必要はない。でも「サブの選択肢」を用意しておくと安心できる。あと、取引画面の使いやすさや注文スピードなんかも会社によって結構違うんだ。実際に試してみると、自分に合うところがわかるよ。
目次
比較表(主要項目のみ)
証券会社 | 取扱銘柄数(種類) | 取引ツールの特徴 | 最低取引額 | 主な魅力 |
---|---|---|---|---|
IG証券 | 株価指数・商品・為替など約140銘柄 | 高機能かつ直感的に使える独自プラットフォーム | 数千円程度〜 | 銘柄数・ツール性能が抜群 |
ゴールデンウェイ・ジャパン | 為替・株価指数・商品・暗号資産 | シンプルで迷いにくい画面構成 | 数千円程度〜 | 暗号資産対応が強み |
FOREX.com | 株価指数・商品・為替 | MT4/MT5対応、分析機能が豊富 | 100円台〜 | 極少額から取引可能 |
Plus500 | 株価指数・商品・為替 | ブラウザ完結型、スマホでも軽快 | 数千円程度〜 | スプレッドが狭い |
取扱銘柄の豊富さ
ノックアウト・オプションでは、取引できる銘柄の数と種類が証券会社ごとに異なります。
IG証券
IG証券のノックアウト・オプションは、合計で約500銘柄という圧倒的なラインナップを誇ります。
内訳としては、米国株約200銘柄、日本株約130銘柄が取引可能で、人気のテクノロジー株(アップル、マイクロソフト、テスラなど)から、国内の大型株(トヨタ、ソニー、ファーストリテイリングなど)まで幅広く対応しています。
さらに、世界各国の株価指数(米国S&P500、日経225、ドイツDAXなど)、FX通貨ペア(メジャー通貨から新興国通貨まで)、商品(原油、金、天然ガス、銀など)もカバー。
この豊富な銘柄群により、1つの口座で株式・為替・商品といった異なる市場をまたいで取引戦略を組み立てられます。初心者はもちろん、多様な資産に分散投資したい中上級者にも理想的な環境が整っています。
ゴールデンウェイ・ジャパン
ゴールデンウェイ・ジャパンは、ノックアウト・オプションに加え、暗号資産(仮想通貨)を扱える点が特徴的です。ビットコインやイーサリアムといった主要暗号資産をレバレッジ取引できるのは国内では珍しく、株価指数や為替と並行して暗号資産市場にも参入したい方には魅力的な選択肢です。また、為替や株価指数、商品市場もバランスよくカバーしており、特定ジャンルだけでなく幅広い市場で取引を楽しむことができます。暗号資産は価格変動が大きく、取引チャンスが多い反面リスクも高いため、ノックアウト・オプションのリスク管理機能と相性が良いとも言えます。
FOREX.com
FOREX.comは、主要な株価指数・商品・外国為替を幅広く取り扱い、特に外国為替市場ではメジャー通貨ペアからマイナー通貨ペアまで揃っています。ドル円やユーロドルといった代表的な通貨ペアはもちろん、豪ドルやNZドル、カナダドル、さらには新興国通貨ペアも取引可能。商品市場では金・銀・原油など、値動きの大きい資産が揃っているため、短期売買派にも人気があります。銘柄の種類はIG証券ほど多くはありませんが、必要十分なラインナップが整っており、通貨取引を中心にしたい方にとっては扱いやすい構成です。
Plus500
Plus500は、株価指数・商品・外国為替をバランスよく取り扱い、主要な世界の株価指数やエネルギー・貴金属市場をカバーしています。特に欧州や米国の株価指数に強く、海外市場の値動きに基づいた取引戦略を組みやすいのが特徴です。為替市場ではメジャー通貨ペアを中心に、スプレッドの狭さを活かした短期売買との相性が良い構成になっています。銘柄数自体はIG証券ほどではありませんが、必要な市場にしっかりアクセスでき、シンプルで効率的な取引を求めるトレーダーに向いています。

取引したい銘柄が決まってるなら、それがある会社を選ぶのが基本だぞ。
なるほど。でも僕はまだ銘柄とか全然決めてない。


そういう場合は、銘柄数が多いIG証券みたいなところだと後悔しにくいかな。
取引ツールの使いやすさ
取引ツールの快適さは、ストレスのない売買につながります。
IG証券
IG証券の取引プラットフォームは、ノックアウト・オプション専用ではなく、FXや株価指数CFD、商品CFDなど、あらゆる取引を一元的に行える総合ツールです。PCではブラウザからアクセスでき、インストール不要で高機能な取引環境が利用できます。ノックアウト・オプション取引では、ノックアウト価格を設定する際に、チャート上で指値や逆指値をドラッグ&ドロップで簡単に配置可能。さらにロット数を変更すれば、損益額がリアルタイムでチャート上に反映されるため、リスク管理とエントリー判断を同時に行えます。直感的な操作性と情報の視覚的な分かりやすさが両立しており、初心者でも短時間で慣れることができるのが大きな魅力です。
ゴールデンウェイ・ジャパン
ゴールデンウェイの取引ツールは、シンプルで迷いにくい画面構成が特徴です。PC版はもちろんスマホアプリでも視認性が高く、初心者でも直感的に操作できます。特に暗号資産の取引画面は、為替や株価指数と同じ感覚で発注できるため、異なる市場間での取引切り替えがスムーズです。必要な機能をシンプルにまとめているため、初めてノックアウト・オプションに触れる方でも「どこを押せばいいかわからない」というストレスが少ないのも利点です。余計な機能が少ない分、表示が軽く動作も安定しており、ネット環境がやや不安定な場所でも比較的快適に使えます。
FOREX.com
FOREX.comの強みは、MT4/MT5に対応している点です。これにより、取引ツールを自分好みにカスタマイズでき、世界中で利用されている豊富なインジケーターや自動売買(EA)を活用できます。分析重視のトレーダーや、FX経験者で既にMT4/MT5の環境に慣れている人にとっては、大きなアドバンテージです。また、チャートの描画スピードが速く、時間軸や表示スタイルの変更もスムーズ。パソコンだけでなくスマホアプリでも高機能チャートが利用できるため、外出先でもPC並みの分析が可能です。世界標準の取引環境をそのままノックアウト・オプションでも活用できるのは大きな魅力でしょう。
Plus500
Plus500の取引ツールは、完全ブラウザ完結型でインストール不要。PC・スマホ・タブレットいずれでも軽快に動作し、環境を選びません。特にスマホアプリは直感的で、タップやスワイプでの操作感がスムーズ。画面のカスタマイズ性は高くないものの、その分シンプルで迷いにくく、すぐに取引を始められます。スプレッドや必要証拠金の表示がわかりやすく、発注時に必要な情報が一画面で完結する設計もポイント。短期売買との相性が良いツールで、スピード感を求めるトレーダーに向いています。
僕はスマホ派だから、アプリの軽さも大事だな。


ならPlus500は相性良いかも。でも分析をしっかりやりたいならMT4/MT5対応のFOREX.comも悪くない。
うーん…選べない!


まぁ最終的にはPCでやることになると思うぞ
最低取引額と始めやすさ
IG証券
IG証券では、ノックアウト・オプション取引を数千円程度から始めることができます。
取引単位は銘柄によって異なりますが、例えば株価指数や主要FX通貨ペアであれば、1ロットあたりの必要証拠金は比較的低く設定されています。さらに、ノックアウト価格を遠くに設定すれば必要資金は増えますが、近くに設定すれば少額で取引が可能。この柔軟性があるため、自分の資金計画やリスク許容度に合わせて取引額を調整できます。特に、最初は小さく始めて慣れていきたい人や、分散投資の一部として利用したい人に向いています。
ゴールデンウェイ・ジャパン
ゴールデンウェイも数千円程度から取引が可能で、暗号資産のノックアウト・オプション取引でも比較的少額から始められます。暗号資産は値動きが大きいため、少額であっても短期間での損益変動が大きくなる可能性があります。取引額を抑えてリスク管理を行いながら、FXや株価指数と組み合わせて運用できるのは魅力です。少額取引の柔軟性は、暗号資産に興味があるが大きな資金を投入するのは不安という人にも適しています。
FOREX.com
FOREX.comの最大の特徴は、100円台から取引可能という敷居の低さです。通貨ペアや商品などによって最小取引額は変わりますが、極めて少額で試せるため、デモ取引からステップアップしたい初心者や、実際の資金をほぼリスクなく投入して感覚を掴みたい人に最適です。少額から始められることで、戦略の検証や練習にも使いやすく、長期的に資金を増やすためのトレーニングにも活用できます。
Plus500
Plus500も数千円程度から取引可能ですが、特徴的なのはスプレッドが狭いため、小さな値幅を狙う短期売買でも資金効率が良い点です。株価指数や主要通貨ペアであれば、少額資金で短期トレードを繰り返しやすく、日中の値動きを活かしたスキャルピングにも向いています。少額取引と低スプレッドの組み合わせは、資金を守りながら効率的に取引したい人にとって大きな魅力です。
スプレッド(取引コスト)
IG証券
IG証券のスプレッドは銘柄や時間帯によって変動しますが、主要FX通貨ペアや株価指数では比較的安定した水準が維持されています。特に、値動きの活発な時間帯でも極端に広がることが少なく、短期〜中期の取引でも計画的にコストを管理できます。加えて、ノックアウト・オプションではスプレッドに加えてノックアウトプレミアムが発生しますが、これは最大損失額に含まれており、事前に取引コストが明確に分かるため、予想外のコスト負担が少ないのも特徴です。コストの透明性と安定性は、頻繁に取引するトレーダーにとって大きな安心材料になります。
ゴールデンウェイ・ジャパン
ゴールデンウェイは、FXや株価指数、商品市場でのスプレッドは業界標準的な水準ですが、暗号資産のノックアウト・オプションではやや広めに設定される傾向があります。これは暗号資産自体の価格変動が大きく、流動性が時間帯によって偏るためです。ただし、暗号資産取引を行う国内事業者が少ないことを考えると、スプレッドよりも「取引できる環境そのもの」の価値が高いと言えます。短期売買の場合はFXや株価指数、暗号資産はイベントドリブン型の取引などで使い分けると効果的です。
FOREX.com
FOREX.comは、特に主要FX通貨ペアのスプレッドが比較的狭めで、短期売買でもコスト負担を抑えやすい環境が整っています。さらに、MT4/MT5経由での取引ではティック単位の精緻な価格表示が可能で、スプレッドの変動もリアルタイムで把握できます。商品市場や株価指数ではIG証券などと比べてやや広めになることもありますが、少額取引が可能なため総コストとしては抑えられるケースが多いです。スプレッドの低さと少額取引の組み合わせは、コツコツ型のトレード戦略と非常に相性が良いです。
Plus500
Plus500は、業界でも狭めのスプレッドを提供することで知られています。特に株価指数や主要通貨ペアでは、短期売買におけるコスト面で大きな優位性を持っています。発注画面ではスプレッドが常に明示され、取引前に正確なコストを把握できるため、トレード計画が立てやすいのも利点です。スプレッドの狭さはスキャルピングやデイトレードにおいて特に効果を発揮し、小さな値幅を積み重ねていく戦略をサポートします。
まとめ:各社の魅力と選び方
ノックアウト・オプション取引を提供する証券会社は複数ありますが、それぞれに異なる強みがあります。大切なのは、自分の取引スタイルや興味のある市場に合った会社を選ぶことです。ここまでの比較を踏まえ、各社の魅力を改めて整理します。
IG証券
圧倒的な約500銘柄のラインナップは、国内外の株式・株価指数・FX通貨ペア・商品を幅広くカバー。個別株では米国株約200銘柄、日本株約130銘柄に対応し、世界の主要市場にワンストップでアクセス可能です。取引プラットフォームは総合取引ツールとして完成度が高く、ドラッグ&ドロップで指値・逆指値を設定でき、損益額もリアルタイムで可視化。透明性の高いコスト構造と直感的な操作性で、初心者から上級者まで長く使える環境です。
ゴールデンウェイ・ジャパン
暗号資産(ビットコイン、イーサリアムなど)に対応する希少な存在。国内で暗号資産のノックアウト・オプション取引を提供している数少ない事業者であり、株価指数や為替、商品市場と組み合わせた戦略も可能です。画面構成はシンプルでわかりやすく、初めてでも迷わず取引を始められます。暗号資産市場のボラティリティをリスク管理しながら活用できるのは大きな強みです。
FOREX.com
最小取引額が100円台からと圧倒的に低く、極少額で実際の資金を使った練習や検証が可能。MT4/MT5対応で高機能な分析ツールや自動売買が利用でき、分析重視のトレーダーに向いています。銘柄数はIG証券ほどではありませんが、主要な株価指数・商品・為替をカバーしており、特にFX中心の戦略を考える人にとっては扱いやすい構成です。
Plus500
狭いスプレッドと軽快なブラウザ完結型ツールが魅力。PC・スマホ問わず動作が軽く、発注から決済までスピーディーに行えます。シンプルで直感的なUIは短期売買派に好まれ、株価指数や主要通貨ペアのコスト面で優位性があります。小さな値幅を積み重ねるスキャルピング戦略や、日中の細かいトレードにも適した環境です。
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